目を覚ますのは大人である私のほうだったんだと気づかせてくれた本です。「子どもを信じなくていいから自然を信じたらいい、すると子どもも信じられる」と…。生命、自然、地球…そんなスケールで「不登校」という現象をとらえた貴重な一冊だと思います。
この著者である「渡辺位(たかし)」先生は国立国府台病院・児童精神科で不登校児童とその親と向き合い、やがてそこに通う親たちが「不登校親の会」を立ち上げます。さらにその親の会に集まる子ども達の居場所を作ろうと誕生したのが、今の「東京シューレ」日本初のフリースクールだと言われています。
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